結論!パソコンとしては下の中。
これからパソコンを買うと言う人があえて選ぶ端末では無いですね。
Nanoteの2022年モデルきました
みんな大好きドンキPCの新モデルが登場しました。
2021年モデルである『Nanote P8』をベースにストレージやCPUが強化されたモデルとなります。
瞬間的に話題になっていたので前モデルを振り返りながらNANOTE NEXTの実用性について考えてみます。
先に結論から書くと、初心者が気軽に手を出すのは避けておいた方が良いPCです。
先行の予約販売は即売り切れとなりましたが、おそらくガジェットオタクやYouTuberの皆さんが購入されたものと思われます。
2021年モデル Nanote P8について
まずは昨年でた2021年モデルであるNanote P8から。
UMPCと分類されるPCで、7インチと言う超小型ノートパソコンです。
タッチパネル搭載でタブレット風にも使えます。
写真だと普通のノートパソコンのように見えますが、写真詐欺気味で実際にはかなり小さいです。
さらにその前のモデルに比べるとメモリが4GBから8GBに増えてますが、総合的な性能で見ると低めの部類。
CPU性能は低く、ストレージもeMMCのため動作速度はそれほど期待できません。
7インチの画面はかなり小さい(大きいスマホとiPad miniの中間くらい?)ので、自宅で長時間使うような方には向かなそうです。
あくまでサブPCという位置付けでしょう。
なお、Nanote P8についてはヨシキchさんという方がアップされた動画を紹介しておきます。
液晶自体は綺麗そうですが、やはり動作が重くてネットももっさり気味な印象。
キーボードも小さいし変則的な配置なので、「これだけで全部のことをするというのは厳しいでしょう。
それを踏まえてNANOTE NEXT(2022年モデル)について
前モデルのメモリ8GBは引き継ぎつつ、ストレージがSSD化することで一気に実用度があがりました。
「サイト表示速度約50%UP」というのもまんざら嘘ではないと思います。
では普通に使えるようになったかと言えば微妙なところ。
SSDになったとはいえ容量が64GBではできることは少ないですし、画面やキーボードが小さいことを考えるとおもちゃの域はでなさそうです。
また、CPUがPentium J4205になりましたがスペックアップというほど速くはなく、またWindows11非対応というのが致命的。
パソコン初心者の方でもし購入を考えてる場合は避けておいた方が良いでしょう。
機種名 | NANOTE NEXT | Nanote P8 |
OS | Windows10 Home | Windows10 Home |
CPU | Pentium J4205 | Pentium N4200 |
PassMarkスコア | 2367 | 2135 |
メモリ | 8GB | 8GB |
ディスプレイ | IPS 7インチ 1920×1200 タッチパネル | IPS 7インチ 1920×1200 タッチパネル |
ストレージ | SSD 64GB | eMMC 64GB |
サイズ | (約)181×113.6×19.6(mm) 0.58kg | (約)181×113.6×19.6(mm) 0.56kg |
バッテリー持続時間 | 7時間 | 7時間 |
オフィス | Office Mobile | Office Mobile |
3〜4万円のタブレットPCと考えると他にも選択肢はありそう
メインPCを持っている上でのサブマシンという位置付けなら一応はアリです。
ただ、性能は下の中。画面も小さくキーボードも変則的というパソコンに対して32,780円を払っても良いかといえばやや微妙なラインです。
近い価格帯でタブレット兼用のWindowsPCが欲しいのであれば、以下のような10インチくらいのモデルを選んだ方が満足度は高いかもしれません。
機種名 | 恵安 KI-G105U | FRT230P | 8.9インチWINDOWS PC3 MW-HDW8000 | ジブン専用PC&タブレットU1C |
OS | Windows10 Pro | Windows10 Pro | Windows10 | Windows10 |
CPU | Celeron N4120 | Celeron N4020 | Celeron N3350 | Celeron N3350 |
PassMarkスコア | 2509 | 1620 | 1164 | 2135 |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
ディスプレイ | IPS10.5インチ 1920×1200 | IPS10.1インチ 800×1280 | 8.9インチ 2048×1536 | 10.1インチ 1280×800 |
ストレージ | eMMC 128GB | SSD 64GB | eMMC 64GB | eMMC 64GB |
サイズ | 260.5×161.5×8.4mm (タブレットのみ) 1.09kg | 約260(W)×約174(D)×約10(H)mm 0.635kg | 約221x169x10.3mm 0.97kg | 247x166x10〜20mm 0.995kg |
バッテリー持続時間 | 10時間 | 6.2時間 | 6時間 | 6時間 |
オフィス | WPS Office | なし | なし | なし |
参考価格 | 45,980円 | 36,800円 | 29,800円 | 21,780円 |
同じサイズ感でしっかり実用性を求めるなら10万円クラスのものを選んだ方がいいと思います。
コメント
まあ安くて7インチってことに価値を見いだせるかどうかってだけでしょうね。普通の人はこのサイズだとIpadminiにキーボード付けて使ったほうがいいでしょうから。
個人的には前作P8の大きくだめな点である
電源コネクタがUSBTYPECの恰好なのに、PDで給電できない点が改善されていることが大きいです。
SSDは64GBは糞なので、交換できると嬉しいなあ。
そうですね。このPCがハマる人ってかなり限られると思います。
64GBなのは残念すぎるのですが、レビュー動画などをみるとSSDは換装可能なようですね。
そこにお金をかけるほどのPCかと言うと悩ましいところです。