VETESAというAmazonや楽天で安いパソコンを探すとお馴染み感もある謎ブランドについて調べてみます。日本にある会社のパソコンブランドのようですが、ベースは中国製パソコンっぽいです。
Amazonや楽天など大手ネットショップをみていると謎のメーカーのパソコンが人気ランキングに出てくることがあります。「VETESA」というブランドもその一つ。この記事では、VETESAのPCのコスパ面や使いやすさについて調べてみます。
VETESAとはどこの国のブランド?
Amazonでの販売元がTech Online、業者が「XUE YONG YUAN」となっており、楽天では蘇和株式会社が販売元となっています。Tech onlineの住所をみる限り、中国製のパソコンと思われますが、海外サイトにVETESAブランドのサイトが見つけられなかったのでブランド自体は日本国内向けのものかもしれません。
国内向けとしては公式サイトがあり、蘇和株式会社による運営のようです。
所在は千葉県千葉市、パソコンや周辺機器の小売業・卸売業が事業内容とのこと。代表者が中国の方らしき名前だったので、中国資本の日本法人かもしれないですね。
VETESAのパソコンは勝手も大丈夫?品質は?
10万円以下のエントリーモデルPCを主に取り扱っていますが、価格に対する性能のコスパとしては価格相応かやや良いくらいでしょうか。それもものによる、というところで性能面でおすすめしにくいPCも多数取り扱っているので、もしVETESAのパソコンを買おうと思っている人は後半の「おすすめパソコン」を参考にしてみてください。
しかし、出品に関するマナーはあまりよくなく、本来はAmazon商品ガイドラインで商品名をブランド名から書き出す必要があったり、1枚目のメイン画像に対して文字や加工は不可、となっているのですが、守られてない商品が非常に多いです。
あまり初心者にはおすすめしにくいPCです。
日本向けとして販売はしているものの、キーボードの形状がUS(英字)キーボードベースであることから、操作には一癖あります。基本的には中国製のOEM品をベースにしているものと思われます。
多くのモデルにMicrosoft Officeが付属するようですが、低価格帯のPCの場合は海賊版である可能性が高いので自己責任で購入・利用しましょう。利用1ヶ月後にOfficeのライセンスキーを求められたというレビューがありました。
VETESAのパソコンの評判は?
コスパが高いという評価も見受けられる一方、USキーボードゆえの操作の戸惑いや、サポート体制の弱さを指摘するレビューがありました。
下記のPCを例に、購入者のレビューの内容を私の視点でまとめてみました。
VETESAという聞き慣れないブランドですが、普通に使えてコスパも良いです。
値段の割に多機能で、日常使用に問題なくスムーズに動作します。初期セットアップが簡単で、コスパが非常に高いです。
持ち運びにはもう少し小さいサイズが望ましいです。
使用中に本体が熱くなりやすく、Wi-Fi接続が不安定になることがあります。
VETESAのおすすめパソコン
最後に、いくつかのモデルをチェックしてみました。購入時の一つの参考にしてみてください。
なお、スペック一覧に書いてるPassmarkスコアはCPU(処理速度)を数値化したものです。
絶対的なものではありませんが、数値が大きいほど処理が早いと判断できるものです。
~5,000 | 今から購入するならできるだけ避けたい性能。 ネット閲覧・軽めのExcel/Word作業・ブログ編集などなら一応できる。Zoomミーティングが厳しい場面も。 |
5,001〜7,000 | 性能重視で選ぶ場合もできるだけ5,000以上を目安に選びたい。 ExcelやWord、Zoom会議などは一応普通にできる。 |
7,001~9,999 | 動画視聴、資料作成など通常用途であればストレスは感じない。 PhotoShopなどを用いた軽めの写真加工も行える。 |
10,000〜 | 動画視聴、資料作成、簡単な画像加工など通常用途の範囲は余裕でこなせる。 複数のソフトを同時起動しての作業や、動画編集やゲームなど高負荷の作業も視野に入ってくる。 |
約8万円の14インチでまさかのダブル液晶ノートパソコン
メモリ16GB、ストレージ512GBを搭載し、画面の自由なカスタマイズが可能です。ビジネスや軽作業に最適で、コストパフォーマンスに優れています。ただし、自動回転機能の制限、短いバッテリー駆動時間、重量が2kg超えで持ち運びには不向きです。
全体的には、デュアルスクリーンを活かした使い方ができるものの、設定やカスタマイズに手間がかかるため、初心者には向かない製品です。高性能でありながらコストパフォーマンスに優れる一方で、ソフトウェアやサポート面での課題が残ります。
2画面の活用には工夫が必要ですが、フリーソフトで使い勝手が向上しました。画面の色差もドライバー更新で改善。重量があるほか、機能面では他社製品に劣る部分もありますが、コスパは抜群です。キーボードの設定など難しい場面があり初心者にはおすすめできない。
機種名 | HL140DVS16512 |
OS | Windows11 |
CPU | Intel N95 |
Passmarkスコア | 5389 |
メモリ | 16GB |
ディスプレイ | IPS14インチ 2240×1440 |
ストレージ | SSD 512GB |
オフィス | Microsoft Office 2019 |
参考価格(2024/05/24時点) | 78,800円 |
約6万円台の14インチ 2in1ノートパソコン
16GBメモリ、512GB SSDを搭載したノートパソコン。N95というエントリーモデルPC向けのCPUが搭載されていますが十分実用ライン。また、2in1PCという種類でタッチ操作に対応しているため、タブレット端末のようにも使うことができます。
価格に対するスペックは悪くないですが、レビューは辛口コメントが多い印象です。
初期不良でACアダプターが機能せず、交換を依頼しました。また、キーボードのドッキング部分が使いにくい点や重さ、バッテリーの持ちが悪い点も不満です。それでも、しっかりした作りで、特にキーボードの品質には満足しています。
機種名 | HL140DVS16512 |
OS | Windows11 |
CPU | Intel N95 |
Passmarkスコア | 5389 |
メモリ | 16GB |
ディスプレイ | IPS14インチ 2240 x 1400 タッチパネル |
ストレージ | SSD 512GB |
オフィス | Microsoft Office 2019 |
参考価格(2024/05/24時点) | 62,980円 |
約5万円台の15.6インチ第10世代Core i5搭載ノートパソコン
メモリ16GB、ストレージ512GBを搭載に加え、第10世代のCore i5を搭載している性能面でみた費用対効果が非常に高い一台です。2024年5月時点でレビューがなかったため評価はわからないですが、カタログスペックとしての性能は実用クラスと言えるでしょう。おそらくUS(英字)キーボードです。
機種名 | NC15NVSI51016512 |
OS | Windows11 |
CPU | Core i5-1035 |
Passmarkスコア | 7429 |
メモリ | 16GB |
ディスプレイ | IPS15.6インチ 1920×1080 |
ストレージ | SSD 512GB |
オフィス | Microsoft Office 2019 |
参考価格(2024/05/24時点) | 53,380円 |