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【実機レビュー】4万円台のBASICBOOK14/ベーシックブック14!BASICS社のCeleron N5095搭載ノートPCは使えるのか?

ノートパソコン情報
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さとこよ先生
さとこよ先生

韓国のBASICS社様からレビュー依頼をいただき低価格帯のノートパソコン、BASICBOOKを使用してみました。韓国メーカーのパソコンがどれくらい使える物なのか色々試してみました。低価格帯としてはギリギリ及第点といったラインです。

BASICBOOKの実機を入手したので試していく

今回、韓国のBASICS社からレビュー依頼をいただき、国内新発売となる低価格帯のノートPC「BASICBOOK/ベーシックブック14(BB1422SS)」をご提供いただき試用してみました。

Celeron N5095を搭載し、4万円台という価格としては必要最低限の性能を備えています。少し残念なポイントもありますが、コストパフォーマンスはそこまで悪くない印象です。使用感や性能面について詳しくレビューしていきます。一応、フラットな視点でレビューさせていただいたつもりです。

BASICSはどこの国の会社?

BASICBOOK を開発・販売しているのは韓国のBASICS社というメーカーです。ノートPCの他にも掃除機やテレビなどの家電製品を手掛けているようですが、日本ではこれから販売開始という段階のため認知度は皆無。

現地のウェブサイトを見ると、まだ企業しての日は浅いのか、個人情報の取り扱い方針などがダミーのままになっていて、やや不安感じる要素も見受けられました。信頼性向上のためにも早めに改善した方が良さそうです。

BASICBOOK/ベーシックブック14の基本スペック

基本のスペックは次の通り。サイズ・重量については、厳密に計測できなかったため0.5cm区切りでの値を記載しています。

機種名BASICBOOK 14(BB1422SS)[PR]
OSWindows11 Pro
CPUCeleron N5095
Passmarkスコア2852
メモリ8GB
ディスプレイIPS14.1インチ
1920×1080
ストレージSSD 256GB
サイズ約33 × 21.5 × 2.5 cm
1.42kg
オフィスなし
参考価格(2024/05/22時点)46,800円

必要最低限のスペックはあると言ったところでしょうか。サイズ感、重量も標準的なノートパソコンといったところです。
SSDは容量は256GBと結構余裕があるので、アプリケーションのインストールや大量の写真の保存などしてもあまり不自由することはなさそうです。液晶は高画質とされるIPS。視野角(斜めから見た時も色が綺麗に見える)も十分ですね。

このあと詳しく紐解いていきます

開封の儀と技適確認

白い無地の外箱は非常にシンプル。Apple製品などを意識しているのでしょうか。
Macなどの箱よりは光沢感がある雰囲気。

韓国企業ですが中国での生産品のようで、箱には「Made in China」の文字が。

パソコンが中でガタつかないしっかりとした造りです。

こちらが内容物。日本向けに出荷されているはずですが、内容物はびっくりするほどハングルです。
読めない説明書類以外には、電源アダプタと日本語キーボードカバーが付属しています。利用に関して特に何か迷う要素はないですが、何かしら日本語のガイド、保証書等ついてて欲しかったですね。

一部くしゃっとなっている付属品があるのは、低価格帯ということでみなかったことにしておきます(ご提供品忖度)。

本体は真っ白でマットな質感。プラスチック素材ですがそこまでチープな印象は受けません。

天板部に何もないシンプルさは潔いです。
ただ、白すぎて汚れやすいので、フィルムカバー的なものが欲しいところです。このあと分解作業などしたので、開封後30分くらいで少し黒い汚れをつけてしまいました…。

手が触れる部分にはフィルムが最初から貼られていました。

ポート類はUSB 3.0×2、Mini HDMI、Type-C、SDカード、ヘッドフォンジャック。
Type-Cポートは外部モニタ出力や給電にも対応しており、5V/3AのType-Cで充電ができました。

約33 × 21.5 × 2.5 cm(0.5cm区切りで計測)で1.42kg

付属のキーボードはハングル配列ですが、日本語キーボードカバーが同梱されています。

素の状態では真っ白のキーボード。

キーボードカバー装着後はこんな感じ。
ハングルキーボードですが基本的にはUSキーボードと同配列。若干変則的なキーがあるので少しクセがあります。
カバーは上に乗せるだけですがいい感じにフィット。本体をひっくり返すなど意識的に取ろうとしなければズレずに使えます。

外部モニタ出力した状態。

さっそく分解して技適確認

海外製パソコンということで心配になるのが、技適(日本国内で使う基準を満たしているか)問題です。

先ほどの背面写真見てもらうとわかりますが技適に関する表示がありません。最近だとPC起動中に確認できるパターンもありますが、調べた限り見つけられなかったので安心してWi-Fi接続できるよう早々に分解してみました。

背面のネジを11箇所外し、硬いプラスチックの爪を折らないように気をつけながら慎重に開封します。
結構硬いです。

余談ですが、付属品類が全てハングルだったのに、バッテリーパックはしっかり日本語表記がされていました。

大事な技適。WiFiアダプタをみたところ技適マークもしっかり付いており、Intel製のWi-Fiモジュール「7265D2W」が使われていることを確認。技適のサイトにも登録されているモジュールです。
あまり技適周り詳しくないのですが大丈夫そうですね。

おまけのアダプタ。

使用感は普通に日本語のパソコンだが性能面は必要最小限

電源をオンすると普通にWindows 11のセットアップ画面が日本語設定で起動しました。
キーボード入力もキーボードカバーの状態が反映されています。

電源オンの際にはちゃんとBASICSのロゴが表示され、きちんと作ってある製品であることがわかります。
(激安中華製品はそのあたりが適当)

パフォーマンス面は期待をやや下回るが・・・

Celeron N5095を搭載しているものの、ちょっと設定が最適化されていないのか、ベンチマークスコアは伸び悩む結果に。Passmarkでは2852点と、この世代のCeleron N5095としては低めのスコアでした。

本来なら4000点前後は出せるはずです。CINEBENCH R23もシングル385ptsとマルチ796ptsと低め。
もしかすると外れの機体だったのかも。

CPUスコアと目安

CPUスコア: 2852

パソコンの速い・遅いに大きく影響するCPUの計算速度を評価値です。
当サイトではPassMarkという検査ツールの値を目安としています。基本的には数字が大きいほど高性能です。

~5,000今から購入するならできるだけ避けたい性能。
ネット閲覧・軽めのExcel/Word作業・ブログ編集などなら一応できる。Zoomミーティングが厳しい場面も。
5,001〜7,000性能重視で選ぶ場合もできるだけ5,000以上を目安に選びたい。
ExcelやWord、Zoom会議などは一応普通にできる。
7,001~9,999動画視聴、資料作成など通常用途であればストレスは感じない。
PhotoShopなどを用いた軽めの写真加工も行える。
10,000〜動画視聴、資料作成、簡単な画像加工など通常用途の範囲は余裕でこなせる。
複数のソフトを同時起動しての作業や、動画編集やゲームなど高負荷の作業も視野に入ってくる。

CrystalDiskMarkでの読み書き速度のチェックもしてみました。一応SSDらしい速度。

低価格帯ということであまりSSDのパフォーマンスなどは気にしない方針ですが、価格相応といった位置付けですね。とはいえ、ウェブブラウジングなど日常的な使い方なら特に不満は感じません。

Windowsアップデートや大きなファイルサイズのダウンロードをする際など、待ちの時に時間がかかる印象は受けました。

静音性はバッチリ。ベンチマーク中もファンの音は静かで、本体もほとんど熱くなりませんでした。できればCPUとして最近トレンドのN100が搭載されていたら文句でしたね。

日本語設定&日本語キーボードカバーでキー入力はほぼ問題なし

ハングル配列のキーボードですが、付属のカバーを装着すれば違和感なく日本語入力ができました。キー配列が日本語キーボードと異なる関係で、たとえば通常単体で入力できる”¥”はFnキーとの同時押しが必要になるなど、いくつか覚えておくべき点はあります。

打鍵感は可も不可もなくといったところです。

入力系でいうとスライドパッド(タッチパッド)の反応にはやや難があるので、外付けマウスはあった方が良さそうです。

ディスプレイは充分使えるキレイさ

14.1インチのIPS液晶は発色が良好で、フルHD搭載で通常用途であれば十分な解像度・画質です。非光沢です。写真だとわかりにくいですが、動画視聴などでも問題ありません。

動作はサクサクとはいかないが・・・ゲームはカジュアルゲームなら遊べるレベル

前述の通り、性能を100%出しきれてない部分もありますが、遅いと言われるCeleronの中では比較的早い部類です。

実際にブラウジングとゲームを軽く動かした動画も貼っておきます。

超絶快適、とまではいかないですが十分に使えるレベルです。

ただ、ドラゴンクエストXベンチマークを試した感じだとゲームについてはかなり厳しい結果に。

ウマ娘のようなゲームなら何とか動かせますが、CHUWI GemiBook Pro 14(Celeron N5100)と比べてもややもたつく印象です。本格的なゲームを快適にプレイするのは厳しそう。

あと、アプリは標準ではWindowsデフォルトのもの以外は基本的に入っていないです。Excelなどのオフィス製品も入ってないので必要な方は個別に準備しましょう。

購入候補としては充分アリ!

期待よりはやや下回りますが、4万円台として充分購入候補に入れて良いBASICBOOKです。
Passmarkスコアは伸び悩んでいるものの、ウェブブラウジングなど日常的なPC作業ならストレスなくこなせるでしょう。ゲーミング用途には向きませんが、サブマシンとして気軽に使うにはコスパ面で悪くない1台だと思います。

海外性のPCはキーボードが日本語対応してないことがネックとなることが多いですが、本PCについてはキーボードカバー前提であるもののデフォルトで日本語設定になっており充分使えるレベルでした。

総じて、このクラスとしてはアリな部類の製品と言えるでしょう。ちょっとしたPC作業用の2台目マシンをお探しの方にはおすすめできる1台です。

ご提供いただいたBAISCS様ありがとうございました。

機種名BASICBOOK 14(BB1422SS)[PR]
OSWindows11 Pro
CPUCeleron N5095
Passmarkスコア2852
メモリ8GB
ディスプレイIPS14.1インチ
1920×1080
ストレージSSD 256GB
サイズ約33 × 21.5 × 2.5 cm
1.42kg
オフィスなし
参考価格(2024/05/22時点)46,800円

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