KUUはパソコンなどを扱う海外ブランドで、3K解像度というまさかの高解像度モデルなどもあるのが特徴です。総合的なおすすめ度は低めかも。
Amazonや楽天など大手ネットショップをみていると謎のメーカーのパソコンが人気ランキングに出てくることがあります。今回はKUUというブランドについて調べてみました。
KUUとは
KUUは中国の深センにある「Shenzhen Youdisi E-Commerce Co., Ltd.」のPC・機器のブランドです。ちなみに深センはアジアのシリコンバレーとも呼ばれる都市ですね。
公式サイトによると、KUUは2019年に誕生したブランドで、ノートパソコン、小型PC、2in1パソコン、プロジェクタなどを取り扱っており、製造から販売までをおこなってるみたいです。
KUUのパソコンの品質は?
本家サイトでもラインナップは$900以下であり低価格帯のPCがメインです。
薄型・高解像度のスタイリッシュなモデルが多く一見すると魅力的。
とはいえ、価格に対する性能的は可も不可もなくといったところです。
また、一番心配な点として、「技適」マークがない疑惑があります。
2021年10月に公開されたこちらのレビュー動画で触れられており、日本国内で使う際には気をつけておくべき点でしょう。
また、品質とは別ですが、は英字キーボード(一部のキー配列が日本のものと異なる)であることには気をつけましょう。日本語化するステッカーはついてくるみたいです。
- コスパ面はそれなり。見た目は悪くないけど英字キーボードな点に注意。
- 技適取得がされてない(日本の電波法の基準に適合してない)ようなので基本的には避けるのが吉。
KUUのパソコンチェック
いくつかのモデルをチェックしてみました。
なお、スペック一覧に書いてるPassmarkスコアはCPU(処理速度)を数値化したものです。
絶対的なものではありませんが、数値が大きいほど処理が早いと判断できるものです。
~5,000 | 今から購入するならできるだけ避けたい性能。 ネット閲覧・軽めのExcel/Word作業・ブログ編集などなら一応できる。Zoomミーティングが厳しい場面も。 |
5,001〜7,000 | 性能重視で選ぶ場合もできるだけ5,000以上を目安に選びたい。 ExcelやWord、Zoom会議などは一応普通にできる。 |
7,001~9,999 | 動画視聴、資料作成など通常用途であればストレスは感じない。 PhotoShopなどを用いた軽めの写真加工も行える。 |
10,000〜 | 動画視聴、資料作成、簡単な画像加工など通常用途の範囲は余裕でこなせる。 複数のソフトを同時起動しての作業や、動画編集やゲームなど高負荷の作業も視野に入ってくる。 |
【約4万円】15.6インチノートKUU A8S Pro
処理性能は下の上、メモリは十分に備わってるので、ブラウジングやExcelなどのOffice作業は快適にできることはもちろん、ちょっとした画像加工などにも使えそう。
ハイスペックとはいいがたいので同時にたくさんの作業を同時にしたり、動画編集のような高負荷作業には向かないですね。
15.6インチとやや大きいので持ち運びにはやや不向きですが、画面サイズを重視する方にはピッタリでしょう。液晶も高画質とされるIPS液晶が使われています。
「ゲーム」って書いてますがフォートナイトなどのイマドキのゲームをプレイするのは厳しいです。
起動は30秒ほど。4K動画も問題なく再生できる!
機種名 | KUU A8S Pro |
OS | Windows10 Pro |
CPU | Celeron J4125 |
Passmarkスコア | 3040 |
メモリ | 8GB |
ディスプレイ | IPS15.6インチ 1920×1080 |
ストレージ | SSD 256GB |
サイズ | 1.6kg |
バッテリー持続時間 | 4-6時間 |
オフィス | なし |
参考価格(2022/02/03時点) | 39,999円 |
【3.6万円】3K解像度の高画質13.5インチノート KUU-Yobook M
13.5インチ1.3kgとノートパソコンとしては標準的なサイズ。
持ち運び、据え置きどちらでも使える程よいサイズ感です。
処理性能は最低ラインよりは上といった感じでやや心細い性能ですが、ネットを見たり、ExcelなどのOffice作業は一応こなせそう。
驚きなのは液晶画面。通常だと1920×1080以下のフルHD・HDの液晶が多いところ、このPCは3000×2000という3Kの液晶が搭載されてます。それだけ画面がきめ細かいというところ。画面のきめ細やかさにこだわる人にはおすすめかも。
少し性能面が心細いので、もう少し予算を足せるなら、CPU・メモリ・SSDの面で上位モデルの4.6万円のYOBOOK Proを選択するのが良いでしょう。
高解像度なことに満足!
プログラム開発や動画編集をしなければこれで十分だよ。
機種名 | KUU-Yobook M |
OS | Windows10 Pro |
CPU | Celeron N4020 |
Passmarkスコア | 1588 |
メモリ | 6GB |
ディスプレイ | IPS13.5インチ 3000 x 2000 |
ストレージ | SSD 128GB |
サイズ | 302.2 * 219 * 16mm 1.3kg |
オフィス | なし |
参考価格(2022/02/03時点) | 35,999円 |
技適の面が不安要素
意外にもレビューでの反応は悪くないPCブランドでした。
処理速度は決して速くないですが、見た目はスタイリッシュな雰囲気なので持ち運びも意識するなら洗濯しても悪くないかもしれません。
唯一、技適の面が不安要素なので購入の際は気をつけましょう。
メーカーで技適取得してから購入するのが安心です。
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