『Pass the Baton(パス・ザ・バトン)』をご存知でしょうか?
NPO法人CLACKが主導するPC寄贈プロジェクトです。
当サイトでは低価格帯のノートパソコンを中心に紹介を行っていますが、通常安くても数万円。ご家庭によってはなかなか手を出しにくい代物です。
そんな中、リサイクルパソコンをパソコンを買えない世帯の高校生に届けるPass the Batonというプロジェクトが作られていました。
企業から使用済PCを譲り受け、経済的事情でPCが買えない高校生にPCを届けてITを学んでもらうプロジェクトです。
引用元:https://passthebaton.clack.ne.jp/
ニュースリリースによると、使用済みパソコンを各企業から回収、PCレンタルなどで有名なパシフィックネットがデータ消去などを実施し、NPO法人CLACKが経済的事情でパソコンを買えない状況にある高校生に届けるという仕組みのようです。
今回、PR TIMESでニュースリリースが出ていて存在を知りましたが、その記事では株式会社ユークスという企業がパソコン寄贈をしたことによるニュースでした。
パソコンはタダでもらえる?
Pass the Batonのサイトからは見つけられませんでした。
ですが、どうやらCLACKが開催する高校生向けプログラミングセミナーTech Runway Campに参加する際、パソコン未所持の場合はパソコンを貸与。最後までやりきるとパソコンがもらえる仕組みのようです。
セミナー自体も寄付で運営されており完全無料。
プログラミング学習機会に恵まれてなかったり、個人のパソコンが持てないという方にはかなり魅力的な仕組みですね。
寄贈するには?
パソコンを寄贈したい場合はPass the Batonの公式サイトより問い合わせをすることになります。
10台以上が目安ですがそれ以下の場合も相談受け付けてくれるとのこと。
注意点があって、以下のスペック以上であることが優先受け入れの条件になるようです。
- ノート PC
- OS:Windows or MacOS(Macの場合、2015年以降の発売モデル)
- CPU:Core i3 第6世代以上
- ストレージ:SSD
- カメラ、無線LAN内蔵
5〜6年使って減価償却済みになったようなパソコンがちょうど目安といったところでしょうか。
それ以上古いものだとやはり性能面で心もとないところがありますからね。
無償でお届けするとはいえ、やはりある程度快適に使ってもらうこと考えると必要な条件です。
こちらに参加するとCLACKやパシフィックネットのサイトやSNSでの紹介がされるメリットがあるようです。
広がって欲しい仕組み
円安などの影響でMacが値上げをするなど、パソコンに手が届きにくい状況になってきてると感じるこの頃。経済的事情でパソコンが買えないという世帯にとってこういった仕組みはありがたいものですね。
スペック条件も一応設けられてるため、どの企業でも気軽に参加できるというものではないですが、今後広がっていって欲しい仕組みの一つですね。
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