先生!ノートパソコンが欲しいのだけど予算が3万円しかないんだ。
さすがに買うのは無理だよね?
2万円台の新品パソコンを販売してることもあるから無理と言うわけじゃないけど、快適に使えるかと言うと微妙だね。
ところでこのパソコンどうかな?
ん・・・? 先生、これは?
新しいノートパソコンでも買ったのかな?
これはだね・・・
1万円で買った中古のノートパソコンなんだ。
い、いちまんえんーーーーー!?
みた感じで新品かと思ったよ。
このページでは中古パソコンを選ぶことの良い点と、中古ゆえの注意点についてみてみよう。
激安新品Windowsノートパソコンの罠
「中古じゃなくても安い新品ノートパソコンもあるでしょ」という意見もあると思います。
確かに、海外ネットショップやドン・キホーテなどでは、新品2万円台のWindows 10などがインストールされたノートパソコンが販売されています。
パッと見は普通のノートパソコンですが、実際には快適に使うための条件を満たしていない場合が多いです。
実際、2018年ころに海外製の約2万円のパソコンを買ったことがありあますが、アプリの起動が非常に遅く、普段使いするにはちょっと厳しかったです。
気をつける点もありますが、安く快適な環境を求めるならあえて中古ノートパソコンの購入をしてみるのも一つの選択です。
今回はWindowsノートパソコンを例に書いた記事となっています。
例外として、ChromebookというGoogle Chrome(ブラウジング)用途に特化したノートパソコンであれば新品2万円台でもそこそこ実用クラスだったりします。→過去の購入レビュー
中古ノートパソコンの魅力
Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどを探すと、中古のノートパソコンが出てきます。
3万円台でもネットや動画を見るには十分な性能のノートパソコンが手に入ります。
Amazon整備済み品という、何かあってもAmazonが保証してくれるタイプの中古品もあったりします。
有名メーカーのものが多い
中古として数が出回ってるノートパソコンの多くは激安新品ノートパソコンと異なり、富士通やDELL、NECといった有名メーカーのものが多いです。
有名メーカーであるということはクセが少ない場合が多く、困ったことがあってもネットで検索するとすぐに解決策が見つかったりします。
整備済みのノートパソコンが多い
専門ショップの中古ノートパソコンは整備がされており、当サイトでおすすめするSSDに交換されている場合が多いです。
それが中古パソコンなのにオススメできる大きな理由です。
古いパソコンでもSSDというだけで意外と快適に使えたりするんですよね。
SSD搭載(できれば128GB以上)、メモリ8GB以上のものを選んでおくと汎用性が高まります。
新品なら6万以上してもおかしくない条件ですが、中古品であれば2万円台からでも見つけられるかと思います。
中古品ノートパソコンの注意点
もちろん、あくまで中古品なので万能と言うわけではありません。
以下のような場合があるので気をつけましょう。
バッテリーの持ちは期待しない方が良い
傷など使用感のある商品が届く可能性もありますし、バッテリーも消耗してると思った方が良いです。
明確にバッテリーを新品に交換してると記載してる場合を除き、あまりバッテリーでの利用は期待しない方がいいでしょう。
カメラがついてない商品が多い
ネットで購入できる1〜2万円台の中古ノートパソコンは、カメラが内蔵されてないモデルも少なくありません。
ウェブ会議などでの利用を考えてる人は気をつけましょう。
仮に内蔵されていても、古い分画質がイマイチなも場合も。
映りを気にする人は外付けのウェブカメラを別に買いましょう。
必要最低限の保証
保証期間が1週間〜1ヶ月と短い場合が多いです。
Amazon整備済み品など半年近い保証を受けられる商品もあるので、心配な人は初期保証対応が充実した商品を選びましょう。
Windows 11にアップデートできないマシンが多い
2021年10月5日にWindowsの最新版Windows 11がリリースされました。
いくつかのアップデート条件が提示されており、条件を満たしてないパソコンはアップデートすることができません。
5年前以上前のPCが多い安価な中古ノートPCではその条件を満たせてない場合が多いです。
2〜3万円クラスの中古ノートパソコンはWindows 11非対応である可能性が高いです。
一部の中古業者について、Windows 11非対応パソコンにWindows 11をインストールして販売しているケースがあります。
使えることは使えますが、今後Microsoftからのサポート(セキュリティアップデート等)が打ち切られる可能性もありますので注意しましょう。
画像加工・映像鑑賞にはあまり向かない機器もある
中古ノートパソコンの多くは元リース品のビジネス用ノートパソコンからの転用が多いです。
そのため、液晶パネルの発色が良くなかったり視野角が狭かったり(斜めからみた時に違う色に見えたり)映像の鮮やかさに欠けたりします。
例として、中古で1万円で購入したdynabook R732/H(左)とAppleのMacBook 2015(右)を比較してみました、。
正面からみてもだいぶ白飛びしてたり青っぽい印象を受けるdynabookですが・・・
斜めから見るとその差がさらに明確に。IPS液晶を採用してるMacBookはこの角度でも綺麗な発色が確認できます。
こういったエンタテイメント寄りの部分は安価なノートパソコンはちょっと弱いです。
同様の理由で内蔵スピーカーの音質も期待しない方がいいでしょう。
もちろん、YouTubeはみられますし、画像編集ソフトも動きますが、色にこだわりがある人には微妙。
この辺をこだわる場合は安価な新品ノートパソコンにした方が良い場合が多いです。
フリマアプリで買うのは気をつけた方がいいわけ
メルカリで安いノートパソコン見つけたから買おうかな。
待って!
フリマアプリなどでノートパソコンを買う場合は注意が必要だよ。
あまり初心者の人にはおすすめできないかな。
同じ中古ノートパソコンでもメルカリなどのフリマアプリで購入するのは、性能の良し悪しを自分で判断できない限りはおすすめしません。
「高速CPU搭載」などあいまいな表現をしてるパソコンほど低スペックだったり、非対応なのにWindows 11対応と見せかけて販売してる方がいますが素人では見極めが難しいです。
もちろん中にはお買い得品もありますが、中古ショップから購入するものなどに比べると初期不良への対応にも不安が出てきます。
自身のない人は、メルカリなどフリマアプリから購入するのはさけておきましょう。