パソコン選びの際にCPUのGHzは気にしなくて良い

性能の高いCPUはどっち？

1. Intel Core i5-1135G7 2.40GHz
2. Intel Core i7-3740QM 2.70GHz

という具合に、CPUの性能はパッと見でわかりにくいものです。

解説

詳しく説明すると、Core i5-1135G7 は2022年現在販売されているPCにも普通に搭載されているCPU、Core i7-3740QMは10年くらい前のパソコンに搭載されていたCPUです。

10年の性能差がどのくらいか想像しにくいかもしれませんが、たとえばスマホで10年前といえばかなりの骨董品ですよね？

パソコンはスマートフォンほど顕著ではないですが、やはり10年も古いと性能面に結構差がでてきます。

確かにCore i5よりCore i7の方が上位モデルという位置付けなのですが、これは「スマホならiPhone選んでおけば間違いない」と言ってiPhone6とiPhone14を一緒くたにするくらい乱暴な考え方です。

初心者がみておくは、世代とCPUの種類の組み合わせ

CPUを見るときに気にするべき点はどこでしょうか。
（今回、IntelのメジャーなCPUに限って解説します）

それは世代とCPUの種類の組み合わせです。

Core i5-1135G7は『第11世代のCore i5』、Core i7-3740QMは『第3世代のCore i7』で、基本的に世代の新しいCore i5-1135G7が新しくて性能の良いCPUとなります。

例外もありますが、Core i○の後に続く数字から、下3桁を消した値が世代となります。

Core i5-1135G7は1135G7の35(G)7を消して第11世代、Core i7-3740QMは3740の740を消して第3世代となります。

逆に「GHz」の部分は初心者がみても何の参考にもならないのでスルーするのが良いでしょう。

新品のノートパソコンの場合は最新世代が多い

この知識ですが、家電量販店で10年前のパソコンが売られてるようなことは稀なのでほとんど気にする必要はありません。

ただし、中古品やAmazonなどのネット通販では古いCPUを搭載したパソコンが売られてることも少なくありません。

悪質な業者は古い世代のCPUをさも高性能CPUかのように書いて販売しているので、ネット通販などでパソコンを買うときはこの点について注意してみると良いでしょう。

どのくらい古い世代なら買っても良いか

もちろん、古い世代のCPUを搭載したパソコンであれば安く買える機会も増えてきます。

どのくらい古い世代までなら良いでしょうか。

正解は決まっていて、ずばり第8世代です。

性能的に第7世代よりも優れていることもありますが、2022年現在の最新OS『Windows 11』に対応するのが第8世代以降なんですよね。

長く使っていくことを考えるなら第8世代移行を買う、覚えておいてください。

Passmarkスコア

ちなみに、当サイトではPassmarkスコアという指標でCPUの性能参考にしてい流ことが多いです。

これも絶対的なものではありませんが、GHzなどに比べると信頼できる数字です。

冒頭の２種類はPassmarkスコアで表すとこうなります。

1. Intel Core i5-1135G7 10075
2. Intel Core i7-3740QM 5708

他に「Celeronのパソコンはやめておけ。Core i5、Core i7なら間違いない」なんていう話もよく聞きますが、実はこれCPUの登場時期が影響しており絶対的なものではありません。

以上、パソコン選びの参考になれば幸いです。